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行政法の国家賠償分野で出題多数!「赤色灯破損事件」の概要

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行政法をやっていると、必ず出てくるのが国家賠償法に関する判例です。国家賠償に関する問題は、個人的にはそんなに難しい問題が出てくるという印象はないです。今回は、恐らくかなり有名だと思う。「赤色灯破損事件」を取り上げます。結論はみんな知っていると思うので、それに至るまでの考え方のプロセスなどを解説したいと思います。

この事件は道路工事中に危険を示す赤色灯が、その道を通行した車によって倒されてしまい、その赤色灯がないことによって、工事中の危険を察知できなかった車がその後通過しようとしたとき、車が工事中の場所へ突っ込んでしまい、事故が起きてしまったという事案です。非常に迷惑な話ですよね。後続のドライバーからしたら。ただ、最初にこの場所を通って、赤色灯を倒してしまったドライバーも、気が付かないで通り過ぎてしまうこともあるかもしれませんけどね。

ただ、このドライバーが倒したのは赤色灯だけじゃないのです。それだけなら気が付かないかもしれませんけど、このドライバーはそれ以外にも標識板とバリケードを倒して、走り去って行ったのです。本当に迷惑ですね。この被害に遭った車は2人乗りだったのですが、そのうちの運転手ではない方の同乗者が結果的に死亡してしまいます。そして、その死亡した同乗者の相続人が道路を管理している県を相手にして、国家賠償法2条1項による損害賠償を求める裁判を起こしました。

問題はこの赤色灯が倒されてしまい、それを元に戻さなかった行政側に責任は認められるか?というのものです。認められれば、国家賠償責任を負うことになります。ただ、結論はご存知のように認められませんでした。簡単にいってしまうと、赤色灯等が倒されてから、同車が突っ込むまで時間は短かったから。その間に対応は不可能というのが結論です。しかも倒されたのは夜間なんです。昼間と違って、そんな迅速に対応ができる時間帯でもなかったのです。

したがって、行政側の対応に瑕疵はなかった。として、相続人の訴えは退けられてしまいました。国家賠償についての判例では非常に有名で、試験でもよく出るものじゃないか?と思います。これは最初にここを通ったドライバーが1番の問題のような気もします。結局、このドライバーはどうなったのか?は不明ですが、仮にドライバーがぶつかって倒してしまうほどの位置に赤色灯が設置されていたとなれば、行政側にも責任が及びそうな気はしますが、そこは裁判でも争われていないようですね。

過去問をやっていたら、何度か目にする問題ですし、行政法の国家賠償のジャンルでは、基礎的な出題になると思うので、是非完全に理解して頭の中に入れておきましょう。行政法は難しい問題と簡単な問題の差が激しい印象ですけど、この問題は割と出題されるときには簡単であることが多いので、是非抑えておいてほしいですね。
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