_ 憲法の生存権との関連で抑えておきたい「食糧管理法違反事件」の概要 | 公務員試験の合格を応援します!
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憲法の生存権との関連で抑えておきたい「食糧管理法違反事件」の概要

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太平洋戦争が終結して間もない頃、日本では食糧難に喘いでいた時代であり、この頃は「食糧管理法」によって、食料の配給等が厳しく制限を受けていたのです。そんな中、ある人が白米1斗、玄米2斗を購入して家路を急いでいました。しかし、警察官に見つかって検挙されてしまい、この人は起訴されてしまうのです。

この被告は「憲法25条は生存権を保障しているが、配給される食糧だけではとても食べていけない。最低限の生活を送ることなんて到底無理だ!だから、私がコメを買ってそれを食べるのは生存権の行使であり、それを制限する食糧管理法が違憲なんだ!」と主張をします。

憲法の生存権を勉強された方は結論などはお分かりいただけると思いますが、この生存権は国民1人1人が権利として主張できるものではなく、国に対して国民が「健康で文化的な最低限度の生活」を送ることができるように、運営するようにその責務を宣言したに過ぎないというのです。

国家こそが国民に対する生存権を保障するための責務を負担はしていますが、個々の国民1人1人に対してそのような義務は負っていないというのです。また、国民1人1人の側から生存権の権利を行使するということも認められていません。

これがいわゆる「権利」なのか?という疑問も当然出てくるところではありますけど、判例は以上のように言っています。生存権の保障というと、現在は生活保護制度などが代表的な制度として存在はしていますが、はっきり言ってこの制度ではすべての国民を救うをことは現実的に不可能です。

憲法の中に明記されている人権のうち、生存権だけは毛色が違うというか、国の都合によって微妙な解釈をされている側面はやや否定できません。本当に生存権とは何なのか?国が言う生存権のあり方は本当に生存権と呼んでしまって良いのか?個人的にはそんな気がとてもする判例でした。
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